私は、強度近視と乱視です。
(ブログ:私、近視性乱視です https://www.nobuto-ganka.com/archives/59 )
それに加えて40歳頃に老視(老眼)に気づき、対応に苦労してきました。
気づいたきっかけは、39歳で「近くの文字が見えすぎるくらいにはっきりくっきり、紙面から浮かんで見える」こと。見えていても、首の後ろが痛く、肩こりが強く、気分が悪くなったりなど、体調不良を起こしていました。
仕事で顕微鏡を使うので、調節力(ピントを合わせる力)の低下は30代半ばで気づいていましたが・・・
40代は、仕事(診察)を中心とした日常生活用(中近距離)と、運転用(遠距離)の2種類のコンタクトレンズや眼鏡を作り、使い分けました。ただし、遠近両用コンタクトレンズも試すなど、色々試行錯誤もしました。
徐々に老視が進んで、50代後半(1964年3月生まれ)の今は、
仕事中:①ソフトコンタクトレンズ(強度近視矯正)の上から②中近用眼鏡(乱視矯正と老視対応)
家:③中近用眼鏡(乱視も矯正)
運転:④遠用眼鏡(乱視も矯正)、または⑤遠用乱視用ソフトコンタクトレンズ
テニス:⑤遠用乱視用ソフトコンタクトレンズ
テニスで近く見る時:⑤遠用乱視用ソフトコンタクトレンズの上から⑥近用眼鏡
コンサートや舞台を見る時:⑦ソフトコンタクトレンズ(仕事用より強い度数)の上から②中近用眼鏡(乱視矯正)
美容室や友人との食事会:⑧中距離用乱視用ソフトコンタクトレンズ
美容室や友人との食事会で遠くを見る時:⑧中距離用乱視用ソフトコンタクトレンズの上から⑨遠用眼鏡
結局、眼鏡②③④⑥⑨の5種類。ソフトコンタクトレンズ(乱視なし)①⑦の2種類。乱視用ソフトコンタクトレンズ⑤⑧の2種類です。
これらを主に見たいものの距離と場面によって、使い分けや組み合わせて使っています。
私は、きちんと見たいという欲求が強いです。
また、見たいものの距離に会っていない不適切な度数を使うと、眼精疲労がすぐに出ます(目の奥が重く痛くなり、目の表面がしょぼしょぼしたり、乾く感じがして、目を開けたくなくなります)。
ハードコンタクトレンズは42歳頃に異物感が強くなって、使えなくなりました。
強度近視なので、眼鏡レンズで矯正すると物の大きさが小さくなり、仕事中や舞台を見る時不都合。だからコンタクトレンズも使います。
乱視の矯正は、乱視用ソフトコンタクトレンズで視力の数字は良いけど見え方の質は満足できず、眼鏡レンズでの乱視矯正で見え方が安定します。
私自身の老視の対応は、本当に苦労します。
皆さんは、ここまで細かく使い分ける必要はないでしょうが、
どんな方でも40代半ば以降は眼鏡をうまく使っていく必要があります。
老視が気になる方はぜひご相談ください。お時間がかかることが多いです。早めの時間に余裕をもってご来院ください。
(参考)
40代で始まる目の老化(日本眼科医会)https://www.gankaikai.or.jp/health/37/index.html