のぶとう眼科

遠くを見る生活はどこへ? 2024.07.30

20才の大学生が、運転の普通免許を取りに行くので眼鏡合わせ希望。と、来院。

視力検査(裸眼:眼鏡なし)で右0.3、左0.4。眼鏡を持っていない。

普通免許は両眼で0.7必要だから、眼鏡を合わせました。

だけど・・・

今まで、眼鏡なしで困らなかったの???

授業は、手元のタブレットやノートパソコンで資料をを見ながら先生の話を聞くから、困らない。

外移動もスマホを見ながら、イヤホンしながらで、周囲を見ることがあまりない。

スマホがあるから、掲示されている標識や時刻表など見ることはない。

(いずれはこれらの掲示もなくなるかも)

今の若者って、遠くを見ないんですね。見る必要がないんですね。

 

私は、老視(老眼)があるので、どこの距離を見るかで度数を変えないといけないけれど、

旅行中は、ひろ~い雄大な景色をしっかり見たくて、コンタクトレンズも眼鏡も遠くを見る度数を常に使用。

普段は、仕事、家(パソコン作業があり)、家事の距離に合わせた眼鏡・コンタクトレンズの度数を使用して、運転や外移動時だけ、遠くを見る度数を使用。

状況によって、どの距離を見ることが多いか変わります。

また、老視(老眼)の私は、見たい距離によって使用する度数が変わります。

 

外移動は、色々な人や物と関わります。

年齢が高い方は、若い方に比べて視力が低下していることが多く、周囲の様子に気づかないことがあります。

若い、矯正(眼鏡やコンタクトレンズを使用)すればきちんと見える世代の方が、年齢の高い方に配慮してあげてほしいのに、

若い方が見えていなかったら、難しいですね・・・(>_<)

 

若い人は運転する人が減っていると聞くし、

いずれ日本人は、遠くを見なくなるのかなあ、遠くが見えなくなるのかなあ・・・

 
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